天皇杯は今日29日、準決勝2試合が行われる。Jリーグチャンピオンシップを制し、クラブW杯準優勝の鹿島は、6年ぶりの優勝を懸け、3年ぶりの頂点を狙う横浜と対戦。決勝は元日に吹田スタジアムで初開催される。

 鹿島はクラブW杯決勝Rマドリード戦で2得点したMF柴崎岳(24)の先発復帰が濃厚となった。クラブW杯閉幕翌日の19日から発熱。24日の天皇杯準々決勝広島戦には体調が戻らずにベンチ外となっていたが、23日に行われたセットプレーなどの連係確認では主力組でプレーした。決勝進出が決まれば大阪滞在で調整するだけに、茨城・鹿嶋市内での練習は、今季最後となった。今冬に移籍の可能性が高く、ファンサービスも入念だった。石井監督は「(柴崎)岳は出られる準備はできている。19冠目をとって、16年シーズンを締めくくりたい」。FW金崎は室内調整が続いており欠場する。