負傷のエースFW上田綺世(あやせ、3年)をスタメンから外した鹿島学園(茨城)が、得点チャンスを作れず、東海大仰星(大阪)に力負けした。相手の速攻と、両サイドを広く使う波状攻撃に苦しんだ。

 初戦の高川学園戦(2-1)で2得点したエースは、後半21分から出場した。しかし、シュート数1本に対して相手は15本と、相手に一方的に傾いていた流れを変えることはできなかった。前線で粘ってシュートを1本打っただけ。結局後半ロスタイム直前に速攻を許し、失点を喫して万事休す。

 鈴木雅人監督は「上田がケガしていたため、前線でボールが収まらなかった。前線で起点ができなかったため、全体的に展開も苦しかった。出直します」と話した。