J2千葉のキックオフフェスタが15日、千葉県のフクダ電子アリーナで行われた。

 冒頭で、16年11月28日夜(日本時間29日)にコロンビアの山中で発生した飛行機墜落事故で亡くなった、ブラジル1部シャペコエンセFWで、クラブOBのケンペス選手(享年34)に黙とうをささげた。

 スクリーンには、長女ジュリアさんの誕生が分かった直後の試合で自らゴールを決め、おなかにボールを入れて右手親指を加えるゴールパフォーマンスをした時、プロ野球の千葉ロッテの始球式を行い、ご機嫌な時など、ケンペス選手の在りし日の写真が次々、映し出された。

 そして最後に「ありがとうケンペス。神様のご加護がありますように」とメッセージが流れ、スタジアム全体で1分間の黙とうを行った。客席にも「OBRIGADO KENPES(ありがとう、ケンペス)」と書かれた横断幕が掲げられ、22得点でJ2得点王になった13年と14年に所属したケンペスさんの死を、スタジアム全員で悼んだ。