東京が17日、沖縄・国頭村でキャンプインした。

 午後3時半すぎから、同村にある陸上競技場で練習を行った。川崎Fから加入したFW大久保嘉人(34)、名古屋から移籍したFW永井謙佑(27)ら新戦力はすでにチームになじんだ様子で、笑顔を見せながらスタジアムに入った。気温は約18度。すぐ隣にあるビーチから心地よい浜風を受けながら、ランニングなどで体を動かした。

 オフ明けで体力を戻すため、初日から練習量は多め。グラウンドの外周を走りこんだ後、スパイクに履き替えてハーフコートでの紅白戦もこなした。

 大久保は新天地でも、川崎F時代と変わらず複数ポジションをこなす考え。「もちろんFWができたらそれはいいけど、チームにとって一番のところをやる」と、チームへの献身を第一にすることを誓った。

 東京にはベテランFW前田遼一(35)が所属する。大久保はJ1通算歴代首位の171得点、前田は同4位タイの152得点を誇る。篠田善之監督(45)は4-2-3-1を基本フォーメーションにする考えを持っているが、「まだ始まって3日目。時間をかけていろんな組み合わせを試したいし、(ポジション争いの)競争もあるだろう」と2人のFWでの“共演”も否定しなかった。