川崎Fは22日、川崎市内で新体制を発表した。1217人のサポーターが参加した中、風間八宏前監督(55=現J2名古屋監督)の後任の鬼木達新監督(42)、元日本代表MF家長昭博(30)ら8人の新加入選手が出席した。

 大宮では寡黙なイメージだった家長が、いきなりサポーターの心をつかんだ。「パーソナルな紹介をしようと思います」と切り出し、「サポーターの方に、しゃべらへん、笑わへん、と思われがちですが、ちゃめっ気たっぷりの、よく話す関西人です。ちなみに、好きな食べ物はバナナです!」と笑わせると、大きな拍手が起こった。

 家長の背番号は大宮時代と同じ「41」。G大阪から加入したMF阿部浩之(27)は「8」、新潟から加入したDF舞行龍ジェームス(28)が「29」となった。昨季までのエースで東京に移籍したFW大久保嘉人(34)が背負った背番号「13」は、U-19(19歳以下)日本代表で成長が期待されるMF三好康児(19)が受け継ぐ。

 奈良出身の阿部は「こっち(関東)に来るのが不安しかなかったのですが、登(DF登里)はじめみんな良くしてくれて、楽しみでしかない」とあいさつ。G大阪時代は3冠も経験しており「タイトル取ってきた経験を生かして、何が何でもタイトルを」と新天地での貢献を誓っていた。