神戸が5日、開幕を前にしたイベント「ヴィッセルフェスタ」をノエスタで開催した。

 ネルシーニョ監督(66)、リオデジャネイロ五輪代表のDF岩波拓也(22)ら選手、スタッフのほか、クラブ応援大使のお笑い芸人じゅんいちダビッドソン(42)も参加。集まった約3000人のサポーターらをサッカーゲーム、トークショーなどで楽しませた。

 今季は初タイトルが期待されており、ネルシーニョ監督は「皆さんとたくさん喜べるシーズンにしたい」とあいさつ。主将のFW渡辺千真(30)も「チームの大きな目標に向かって、全員で戦っていきましょう」と力強く呼び掛けた。

 トークショーに登場した昨季J1得点王のFWレアンドロ(31)は「(得点王を)取れたことはうれしい。今年は個人のタイトル以外に、チームのタイトルを皆さんにプレゼントしたい」と約束した。

 また、新加入選手もあいさつ。仙台から移籍のDF渡部博文(29)は「皆さんと一緒にタイトルを取って、クラブW杯に行って、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)まで行きたいと思います。共に戦いましょう」と意気込んだ。

 神戸は昨季、第1ステージ(S)は12位と苦しんだが、第2Sで2位と躍進。年間7位とクラブ史上最高の成績を残したが、甘んじることなく初のタイトル奪取を目指す。