<明治安田生命J1:鹿島0-1東京>◇第1節◇25日◇カシマ

 昨季J1と天皇杯を制しクラブW杯準優勝の鹿島アントラーズは、オウンゴールで黒星発進となった。後半37分、GKクォン・スンテが相手シュートを防いだが、こぼれ球を途中出場したDF三竿雄が左足でクリアミス。「(ゴールの)右側に蹴ってCKにしようと思ったけれど、ボールが滑った。1つの場面で勝ち点3を失ったので悔しい」と肩を落とした。

 18日の富士ゼロックス・スーパー杯浦和戦、21日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)第1戦蔚山(韓国)戦に比べ、積極性も欠いた。DFリーダーで新選手会長の昌子は、無得点に終わった攻撃陣の奮起にも期待。「シュートを打たないと入らないし、GKからのロングフィードを競らないとか、ストレスのたまる試合」。28日にはACLの敵地ムアントン(タイ)戦。「リーグも、これで優勝がなくなったわけではない。ACLもある」と前を向いた。