経営難に陥っているJ2V・ファーレン長崎は7日、長崎市で記者会見し、英会話学校大手のNOVAホールディングス(本社・東京)から経営支援として5億円超の出資の打診を受けたことを明らかにした。長崎は累積赤字が17年1月期決算で約3億円に膨らむ見込みで、地元企業を軸に大口出資を募っていた。4月までに資金調達できなければJ3に降格される可能性もあったが、これで当面の経営危機を回避できる見通しになった。

 NOVAは子ども向けサッカー教室への参入を検討しており、引退した選手をコーチに起用するなど、サッカー界の人脈を教室運営に生かす考えを示したという。