J2横浜FCのFWカズ(三浦知良、50)が8日、野球のWBCに出場中の「侍ジャパン」にエールを送った。

 「野球は百何十試合の長いシーズンの競技。それがWBCは短期間の一発勝負のような感じ。サッカーも一発勝負ほど、番狂わせがある。韓国が2連敗したり難しい。内容よりも勝つこと」と、まずは2次ラウンド進出を願った。

 試合はテレビで観戦しているといい、日本代表の“先輩”として心の強さも求めた。「五輪とかもそうだけれど、普段その競技に興味がない人でも、勝ち負けやプレーに一喜一憂する。それが日本代表。重圧や厳しい批判も含めて、日の丸の重みだと思います。頑張ってほしい」。声のトーンも、どんどん上がった。

 自身はオフを挟み、12日のホーム群馬戦に向けて練習を再開した。「守備だけでは勝てないので、自分がゴール前で勝負できるよう準備したい」。他競技の「侍」に刺激を受けていた。