浦和レッズFW武藤雄樹(28)が11日、被災地へ届けるゴールを誓った。4-1で快勝したヴァンフォーレ甲府戦から一夜明け、さいたま市内で調整。6年前はベガルタ仙台に所属し、練習後のクラブハウスで地震に遭った。ここ2年は宮城・南三陸町でサッカー教室を開いている。

 今季公式戦7試合で5得点と好調の武藤は「仙台と試合をすれば、試合後に今でも僕1人に拍手を送ってくれる温かいサポーターがいる。1人でも多くの人に希望を与えたい」。15日のACL上海上港戦(上海)でも目指すものは決まっている。