アルビレックス新潟は0-3でサガン鳥栖に敗れ2連敗を喫し、またも今季初勝利を逃した。今月1日の前節G大阪戦に続く3失点と守備が崩壊し、開幕から6戦連続失点となった。

 三浦監督は鳥栖に対し「強烈な2トップにやられるな。そこを起点に2列目から走ってくる」と選手に伝え警戒していた。だが、前線で体を張る鳥栖FWイバルボに、DF富沢が痛恨のPKを献上。前半27分、昨年の第2ステージ第10節で決勝点を決められたFW豊田に先制点を許してしまった。

 0-1で前半を終え、三浦監督は「ゲームの入りはいい。後半も続けていくこと」と鼓舞した。FW鈴木や田中らを投入し、劣勢の打開も図った。だが「選手交代でリスク管理が甘くなった」と指揮官。逆に得点欲しさで前がかりになり、攻守のバランスを崩してさらに2失点。FWチアゴ・ガリャルドは「2、3点目を取られ苦しくなったが、特に2点目が…」とうなだれた。

 3月15日のルヴァン杯初戦の鳥栖戦は試合終了間際にFW田中の得点で追いつく執念を見せ、2-2のドローに持ち込んでいた。だが、リーグ戦は完敗に終わった。【菊川光一】