公式戦2連敗中だったガンバ大阪が、3年ぶりの大阪ダービーで勝ち点1を拾った。

 アウェーのG大阪は序盤から相手にペースを握られ、守りの時間が続いた。前半を0-0で折り返し、迎えた後半12分。DF藤春広輝(28)が左足で今季初得点となる先制ゴールを挙げた。その後は逆転を許し、敗色濃厚となった後半ロスタイム。CKからの相手クリアボールをMF倉田秋(28)が左足のダイレクトボレーで同点とし、引き分けに持ち込んだ。

 長谷川健太監督(51)は「先制したが(負傷による)想定外のファビオの交代など苦しい展開だった。こういう主導権が握れない試合で勝ち点1を拾えるかが大事。2点目は(倉田)秋がよく押し込んでくれた。暑い中、多くのファンが詰めかけてくれて勝てなかった事は残念だったが、何とかその気持ちに応えようとした結果が、最後の1点につながったと思う。この1点を次節のホーム大宮戦につなげていきたい」と、納得した表情だった。