清水エスパルスの大卒新人DF飯田貴敬(22)が、今日14日のホームサガン鳥栖戦でリーグ戦初先発する可能性が浮上した。13日、清水三保グラウンドで非公開練習に参加。ルヴァン杯1次リーグ4試合にフル出場している飯田は「試合に慣れてきた部分はあります。リーグ戦はまた雰囲気が違うと思うけど、すんなり入れるかなと思います」と語った。

 一方、左サイドバックで今季リーグ戦全試合フル出場のDF松原后(20)は、前節G大阪戦(5日・1-1)で右足首を捻挫。この日は対人プレーを含めた全メニューを消化したが、最後までクラブハウスに残り、治療を受けた。「まだ腫れていて痛い。でも、鳥栖戦で自分の運命が変わるかもしれないし、やれるなら出たいです」。飯田の抜てきか、松原の起用かは、小林伸二監督(56)も迷いどころで「明日の(松原の)状態を見ないと分からない」と話すにとどめた。

 本職が右サイドバックの飯田は、ルヴァン杯2試合は左サイドバックで先発している。プロA契約締結条件の通算試合出場時間も残り72分に迫っており、「試合に出たら意識はしない。いつも通りやりたい」。ピッチに立てば、チームの今季ホーム初勝利を目指すのみだ。【保坂恭子】