最優秀選手に輝いた川崎フロンターレMF家長昭博(32)、ベストイレブンに選ばれた中村憲剛(38)らは、閉会後記者会見に出席した。クラブ・ワールドカップ(W杯)でRマドリードと対戦する鹿島アントラーズについて聞かれると、中村は「Jリーグクラブの一員として、すごく応援しています」とエールを送った。

クラブW杯には、一昨年は開催国王者として鹿島が、昨年はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制覇した浦和レッズが出場している。中村は「ACLをJリーグのクラブが2年連続で取ったのはうれしいけど、半面くやしい。今年は予選で敗退しているので。勇気をもらっていると同時に悔しい気持ち」と悔しさをにじませたが、「明日の試合はJリーグクラブの一員としてすごく応援していますし、可能性を見せて欲しい」と世界と戦う鹿島に期待を込めた。

家長も「Jリーグと並行して戦って、日程が厳しかったと思うけど、その中でアジアを優勝するすごさは感じているし、尊敬しています」と、過密日程の中でアジア王者となった鹿島に敬意を表した。

また「日本では川崎は認められていると思うけど、アジアではまだまだなので、来年はアジアのみんなに、川崎のサッカーが強くて勝てるところを見せたい」と話し、来季ACLでの飛躍を誓った。