鹿島アントラーズは20日、元日本代表DF内田篤人(32)が現役を引退すると発表した。

23日のガンバ大阪戦(カシマスタジアム)がラストマッチになる。終了後に引退のあいさつ、24日にオンラインで会見するといい、8月31日で鹿島との契約が満了となる。

「ウッチー」の愛称で親しまれ、右サイドバックとして活躍してきたが、けがに悩まされてきた。

清水東(静岡)から06年に鹿島入り。レギュラーとして活躍し、07年から鹿島のリーグ3連覇に貢献。10年にドイツ1部のシャルケに移籍し、欧州最高峰の欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも31試合出場1得点と、結果を残した。

日本代表としても2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会と、14年ブラジル大会で日本代表に選出されるなど、国際Aマッチ通算74試合2得点。

◆内田篤人(うちだ・あつと)1988年(昭63)3月27日、静岡県生まれ。清水東高から06年に鹿島入り。07~09年のJ1の3連覇などに貢献。10年夏にドイツのシャルケへ移籍。10-11年シーズンに、欧州CL4強入りも果たした。ウニオン・ベルリンを経て、18年に鹿島復帰。日本代表では国際Aマッチ74試合出場2得点。W杯は10年南アフリカ大会と、14年ブラジル大会の日本代表で、14年は1次リーグ全3試合に出場した。ポジションはDFで右サイドバックで活躍。15年5月に結婚を発表し、16年に第1子となる長女が誕生した。愛称ウッチー。176センチ、67キロ。