<ナビスコ杯:大分2-0清水>◇決勝◇1日◇東京・国立競技場◇4万4723人

 大分が、クラブ創設15年目で初のタイトルを獲得した。後半23分、FW高松大樹(27)がヘディングで先制。ロスタイムにFWウェズレイ(36)が2点目を奪い、ダメを押した。MVPも獲得した高松は「J2など、いろいろな経験をしてきたことが、結果につながった。MVPは1人の力ではない」と感慨深い表情で話した。就任4年目で、J発足後に誕生したクラブとしては初めての日本一に導いたシャムスカ監督(43)は「大樹が、長期的には調子が上がらなかったが、今日のタイミングにどんぴしゃでコンディションを合わせてくれたことが、自分のことのようにうれしい」と、エースの大仕事に笑顔を見せた。