<J1:大宮2-1川崎F>◇第31節◇8日◇NACK

 川崎FのMF中村憲剛(28)は、「何でこういうサッカーになっちゃうんだ」と痛恨の敗戦を嘆いた。前半から大宮の速く粘り強いプレスに苦しみ、主導権を握られた。前半35分にDF森のゴールで追いつき、流れを引き戻しかけたが、後半に入ると全体に間延びしてリズムを失い、同32分に失点。「向こうがいいと言うより、うちのボールの取られ方が悪い」と反省した。

 リーグ戦は残り3試合となり、悲願の初Vへもう負けは許されない。その中、次節23日のG大阪戦と29日の神戸戦と、ホームで連戦が続く。中村は「ホームの2試合に勝てば、何かが起こる。僕自身はまだあきらめていない」と、闘志を振り絞るように言った。