プロで故郷に戻って恩返しする。福岡大サッカー部主将の冨成慎司(21)が26日、福岡市内でJ2岐阜と仮契約を結んだ。冨成は岐阜市生まれで、広島ユースを経て、福岡大に進学。2年までFWだったが、3年でボランチ、現在は右サイドバックで出場している。「子供の頃は(名古屋)グランパスを応援していて、岐阜にプロチームができることも考えられなかった。岐阜出身のアスリートは県外に出てから活躍することが多いし、自分も高校から離れているだけに、地元に対する思いは強い。昇格に貢献できるような選手になりたい」と意気込んだ。岐阜はこの日、九産大FW朴俊慶(22)とも仮契約を結んだ。朴は今季の九州大学リーグ得点王(14得点)。