<天皇杯:浦和2-0徳島>◇11日◇駒場◇3回戦

 浦和が、優勝した06年度大会以来の天皇杯2勝で、4回戦に進出した。故障者を多数抱えるうえに、代表招集でMF細貝萌とDFサヌを欠く中、今季開幕前のプレシーズンマッチで敗れた徳島と対戦。序盤からパスサッカーを駆使して優勢に立つと前半31分に得たPKのチャンスをFWエジミウソンが決めて先制。同43分には左MFで先発出場したFW原口元気の鋭い右クロスが、相手のオウンゴールを誘って追加点を奪って勝負を決した。J2勢相手とはいえ、台所事情が厳しい中での完封勝利。フォルカー・フィンケ監督は「厳しい状況の中で、チームが成長している。選手たちがしっかり結果を出してくれた」と手応えを口にした。