Jリーグ主催のチャリティークリニックが2日、千葉・フクダ電子アリーナで開催された。

 東京MF石川直宏(31)柏FW田中順也(25)浦和MF柏木陽介(24)らJリーガー16人が講師役を務め、ミニゲームなど約2時間、福島県内の中学生79人と交流した。トークショーでは柏木が「僕の中学校は1学年9人しかいないサッカー部で田んぼだらけの中でやっていた。コーチもこなかった日もあるので、朝練とかも自主的に考えてやったことが、ピッチ内でのアイデアにつながっているのだと思う」。田中は「体が資本なので、ご飯をバランスよく食べています。11時半には寝て、7時には起きる、とてもまじめな生活をしています」と、プロになるための心得を伝授した。

 シュート練習エリアを担当した石川は、実演しながらボールのもらい方から蹴り方まで丁寧に指導。「今の中学生は基本的な技術はしっかりしているので、ゴールのイメージを持ってほしい。最初は緊張していた子どもたちに笑顔が出てきてよかった。今後もJや協会とサッカーファミリーとして協力していきたい」と継続的な支援を約束した。