<プレナスなでしこリーグ:仙台レディース1-0大阪高槻>◇第15節◇20日◇角田市陸上競技場

 仙台レディースがホームで最下位大阪高槻に競り勝った。前半35分、FWで起用されたMF鮫島彩(26)が右サイドを得意のドリブルで切り裂いてCKを獲得。

 MF上辻佑実(25)のキックのこぼれ球をDF長船加奈(24)が押し込み、先制点を奪った。

 右足のケガから復帰後初先発だった鮫島は、今季初ゴールこそならなかったが、後半だけでこの日チーム最多タイ4本のシュートを放つなど奮闘。「精度が足りない」と反省しつつ、前半は中盤まで下がって攻撃の起点となるなど慣れないポジションでまずまずの動きを見せた。

 千葉泰伸監督(42)も「すごく良かった。今後もオプションとしてあるかも」と高評価。ただ、当の本人は「FWは今日限りだと思う。もう大丈夫です」と苦笑交じりに“遠慮”していた。