<Jユース杯:G大阪ユース3-2仙台ユース>◇決勝トーナメント2回戦◇9日◇G大阪練習場

 仙台ユースが優勝候補を苦しめながら延長後半で力尽き、16強で姿を消した。

 前半13分、右サイドを突破したDF小島雅也(2年)のクロスをMF飯野稜平(3年)が頭で合わせて先制。後半立ち上がりに2失点して逆転を許すも、同12分に来季トップチームに昇格が内定しているMF茂木駿佑(3年)が直接FKを決めて追いついた。個の力で上回る相手の猛攻を全員で耐えたが、延長後半8分にPKを与えて決勝点を奪われた。

 茂木は「うちは誰ひとり手を抜く選手はいなかった。勝たなきゃいけなかった」。抜群の運動量で攻守に奮闘しながらも、延長前半に右足首を痛めて交代したMF佐々木匠(2年)は「みんなで強豪相手にここまで頑張ったのに、自分がケガをして負けてしまったのが悔しい」と涙が止まらなかった。