<高校サッカー:静岡学園3-0東福岡>◇3回戦◇3日◇ニッパ球

 98年度以来3度目の優勝を狙う全国高校総体覇者の東福岡が0-3で静岡学園に完敗を喫した。

 0-0の後半24分、セットプレーのクリアボールを決められ先制点を許すと、攻守のバランスが崩壊。前掛かりからのカウンターで2点を奪われた。

 この日、総体得点王で1トップを務めるFW木藤舜介(3年)が2回戦の負傷で不在。横浜入りが内定している司令塔のMF中島賢星主将(3年)を急きょ1トップに据えたがうまく機能しなかった。

 最後まで相手の速いプレスに苦しめられ、自慢のサイド攻撃も不発に終わった。総体に続く「夏冬2冠」が断たれ、中島主将は「相手のプレスが後半落ちると思ったが、落ちなかった。1つ1つの局面で相手の気持ちが勝っていた」と悔しがった。