J2熊本は9日、2011年度決算が7000万円の赤字となる見通しであることの責任を取って岡英生社長(53)が退任し、池谷友良ゼネラルマネジャー(49)が新社長に就任したと発表した。

 岡前社長は記者会見で、昨年は観客動員が伸びず、協賛金やグッズの売り上げも低調だったと説明。「(赤字の)責任を取って、退任することが必要と判断した」と話した。J1柏や熊本の監督を務めたこともある池谷新社長は、就任の理由について「経営は素人だが、熊本が置かれた状況を考えて、引き受けた」と話した。

 Jリーグが13年から導入予定のクラブライセンス制度では、赤字などで財務基準を満たせない場合、リーグ戦への参加ができなくなる可能性がある。