アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグH組の柏-ブリラム(タイ)戦前日公式会見が30日、試合会場となる日立柏サッカー場で行われた。柏はネルシーニョ監督(61)とFW北嶋秀朗(33)が出席。同組最下位の柏は負ければ決勝トーナメント進出の望みが絶たれる。ネルシーニョ監督が「間違いなく大一番であると選手も含めて全員が自覚している。前回(2●3)の対戦は不注意から2失点。ボールを動かしながら90分間戦う。最善の準備は出来ている」と話せば、北嶋も「アウェーでは敗れているので、ホームでは100%勝つ」と自信の表情を見せた。

 対するブリラムのアタポン監督(52)は「最初に勝ち点3とれたことで、タイのチームでも戦えばできるという士気が高まっている。柏の欠点も選手たちがビデオを見て理解している」と笑みを浮かべた。タイからはすでに10社の報道陣が駆けつけ、当日は現地から応援ツアーで約100人、日本国内からも留学生など約100人がゴール裏から声援を送る予定。期待の大きさがうかがえる。