仙台は18日、宇都宮市内で栃木と練習試合を行い、3-3で引き分けた。控え組中心のメンバーで残り10分まで2点のリードを許したが、終了間際の後半45分にDF内山俊彦(34)がCKから頭で決めてドロー。

 スタンドから視察した手倉森誠監督(44)は2点リードから追いつかれた前日17日の鹿島戦を引き合いに出し「ハンディを作って、最後に帳尻を合わせたな。昨日の鹿島のようなメンタリティーだった」と苦笑していた。

 チームはクラブ史上初のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)進出が決定。「まだ実感が湧かない。信じてついてきてくれる選手やスタッフがいて、みんなで成長し合ってきた。監督冥利(みょうり)に尽きるよね」と喜んだ一方で「オレが掲げてきたのは、覇権を取ってACLに行くこと」と、残り2試合での逆転優勝へ闘志を燃やしていた。