<J1:G大阪2-2東京>◇第33節◇24日◇万博

 G大阪の本拠地最終戦で、松波正信監督(38)に罵声が飛んだ。

 J1残留決定のためには、勝利が必要だったが、終始劣勢に立たされ、痛恨の引き分け。試合後のセレモニーで、同監督があいさつする際に「辞めろ!」という声が飛んだ。

 それでも指揮官は、唇をグッとかみしめながら「(今季は)試練と、忍耐の連続。どんな状況でも、たくさんのサポーターが応援してくれている。この場を借りて、感謝の言葉を伝えたい。残り1試合、全力で戦いたいと思います。この試練を乗り越えて、揺るぎない力を手に入れようと思います」と訴えかけた。

 FW家長が2得点を挙げる大活躍も、チームは残り1戦で、J2降格圏の16位から抜け出せず。

 西の名門クラブにとって、初のJ2降格が現実味を帯びてきた。