柏は27日、柏市内のグラウンドで約2時間の練習を行った。来月1日の最終節鹿島戦(カシマ)で勝利すれば、他力ながら勝ち点1差の3位鳥栖を上回り、来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得できる可能性がある。フィジカルトレーニングやミニゲームなど終始、気迫あふれる雰囲気だった。DF近藤直也(29)は鹿島に対し「大迫がすごいよね。強さ、速さ、キープ力、全部兼ね備えている。そこをつぶせれば1つの起点がなくなる。ドゥトラも1対1になるとぐいっと行かれるから、数的優位をつくらないとダメ。特にCKのこぼれ球を拾われた時のドリブルに注意したい」と2人を警戒した。

 また、先月末から右太もも裏肉離れで離脱していたMF水野晃樹(27)が、この日からボールを使ったトレーニングを開始。「足よりも心肺機能がきつい。頭痛くなっちゃいました。でも順調よりもいいペース。鹿島戦は無理だと思うけれど、天皇杯はいける」と、早期復帰が見えてきた。