12日にアジア・チャンピオンズリーグ江蘇舜天戦を控える仙台は11日、中国・南京で公式練習を行った。

 練習開始前には、全員で輪になって黙とう。公式会見の冒頭、手倉森誠監督(45)は「チームの状況について話してくれという質問があったが、その前に1つ話したいことがあります」と切り出し「2011年3月11日に東日本大震災が発生してから、今日で丸2年がたちました。自分たちは被災地チームとして、被災地を勇気づけようと頑張ってきました。ACLに出られるようになった今、アジアにも希望の光を放ち、多大な支援への感謝を示したい」と復興への思いを語った。

 同じく会見に出席したGK林卓人(30)も「日本だけでなく、まだまだ風化させてはいけない。ベガルタ仙台を通じて、まだ現状は厳しいということを知ってもらえるいい機会になればと思う」と話した。