<J1:甲府1-3川崎F>◇第21節◇17日◇中銀スタ

 甲府が疑惑の判定で逆転負けした。強力な攻撃陣を擁する川崎Fに、守備時は5バックになる堅守で対抗。狙いがはまり、前半は堅守速攻でチャンスをつくり出すと、同30分にMF柏好文(26)が豪快なミドルシュートを突き刺し先制。

 だが、後半5分にDF盛田剛平(37)がペナルティーエリアの外で川崎FのFWピニェイロ(21)を倒したかに見えたプレーがPKと判定され、そのPKを決められて同点に追いつかれると、完全に流れが一変。その後、一気に2失点を喫してしまった。

 城福浩監督(52)は「この1週間、サポーターと一緒に喜びたい思いでやってきて、全ての準備をしてきた。1つの笛で試合の流れが変わったのは本当に残念です。ただ、その後は我々のミスで点を取られ、得点できるところで取れなかった部分は謙虚に受け止めたい」と悔しそうに話していた。