<J1:広島3-1清水>◇第28節◇5日◇Eスタ

 広島が2位から首位に再浮上した。MF野津田岳人(19)が2ゴールを挙げ、3連勝。

 後半途中から出場した野津田は同点で迎えた同34分に劇的ミドルシュートで勝ち越し。さらに同43分に2得点目を挙げた。ガッツポーズを見せた野津田にチームメートが駆け寄り、抱き合った。野津田は「気持ちがいいですね。優勝した時に自分の活躍があったから(優勝できた)と認められるように頑張っていきたいです」。

 森保一監督(45)も「日々のシュート練習がゴールに結びついたと思います。この試合をものにしたいという気持ちで選手たちも戦ってくれました」。同点弾を放ったDF塩谷司(24)は「運が良かったというシュートですよ。先制点を先に取られて、DFは多少リスクを背負っても前に前にと思い切ってやろうと思っていました」。

 首位横浜が引き分けたため、得失点差で広島が8月24日以来の首位に返り咲いた。