<J1:川崎F1-0横浜>◇第34節◇7日◇等々力

 優勝に王手をかけていた横浜が、最後の最後で逃した。

 同時刻スタートの広島が1点リードの情報をハーフタイムに知った選手たちは、後半に勝ち越すしか優勝への道はなかった。しかし、後半9分に痛恨の失点。逆転に望みをつなぎ、攻撃的選手を投入し反撃に出たがゴールは遠かった。今季初めての連敗を最後に喫し、9年ぶり4度目のリーグタイトルを逃した。

 樋口靖洋監督(52)は「僕もまだ整理できていない。でもまだ天皇杯というタイトルがある。この悔しさをぶつけて、来季につなげたい」。DF中沢佑二(35)は「何とかチームを奮い立たしていくしかない」と前を向いた。