<ナビスコ杯:神戸2-1仙台>◇1次リーグ◇1日◇ノエスタ

 神戸がクラブ初の決勝トーナメント進出を劇的な勝利で決めた。

 前半1分、MF森岡亮太(23)が先制点を奪ったが、同37分に同点とされ、そのまま試合はスローペースに。だが、ドロー寸前の後半48分に森岡からのパスを、この日体調不良から復帰したFWペドロ・ジュニオール(27)がしっかりと決めて勝利した。他会場で清水など突破を争うチームが敗色濃厚だったため、神戸は引き分けでも2位突破が決まっていたが、きっちり勝って進出した。

 森岡は「他会場の結果から、同点でも(突破は)出来ると聞いていたが、勝ちに行く事しか頭になかった。J1で良い結果も出てたし、4連勝出来るイメージはあったので」と力強く話した。

 試合後には安達亮監督(44)が1万1044人のサポーターに向けてあいさつを行った後、選手から水を掛けられ、ずぶぬれになりながらも準々決勝進出を喜ぶ姿も見られた。