<天皇杯:名古屋1-0群馬>◇4回戦◇10日◇瑞穂陸

 名古屋が、3回戦で浦和を破ったJ2群馬に勝利しベスト8に進んだ。前半は相手の堅守にてこずったが、後半からDF田中マルクス闘莉王(33)を前線に上げて攻め続けた同30分、その闘莉王からFW永井謙佑(25)を経由して右サイドに流れ込んだ球をMFレアンドロ・ドミンゲス(31)が右足で振り抜き決勝ゴールを決めた。

 西野朗監督(59)は「予想以上に相手が守備的にきた。うちがボールを保持しているような戦いでしたけど、群馬のペースであったと思う」と、アトランタ五輪で監督と選手の関係だった相手の秋葉忠宏監督(38)のゲームプランをほめていた。

 しかし指揮官は「ともあれ勝ち抜くことが最大の目的」と、一発勝負の天皇杯でベスト8に進んだ結果には満足の様子だった。