<J1:川崎F1-1仙台>◇第26節◇27日◇等々力

 川崎Fの危機を救ったのは、FW森島康仁(27)だった。

 前半からミスが目立ち、リズムに乗れないまま同41分に失点を許した。ベンチから見ていた森島は「雰囲気があまりよくなかった。ブレーキをかけないように」。後半36分に途中出場すると、1分後にゴール前でボールを受け左足でシュート。左に外れたが、積極的に相手ゴールに迫る。

 すると敗戦濃厚の同45分、MF中村憲剛(33)の右クロスに頭で合わせて起死回生の同点弾。今季2得点目に「点をとるしかないかな、勢いでとれたらいいかなと思っていた。でも勝てなかったから…勝たないと優勝できないんで」と話した。

 チームは首位浦和が敗れたため勝ち点差を「5」に縮めたが、3位に後退した。