<J1:川崎F2-0鳥栖>◇第29節◇22日◇等々力

 川崎Fが上位対決を制した。

 川崎Fは前半14分、FW大久保嘉人(32)がミドルシュート。20分には日本代表FW小林悠(27)から絶好のパスを受けるも、ともに決めきれなかった。一方の鳥栖も好機を作れず、0-0で折り返した。

 試合が動いたのは後半5分。川崎FはMFレナト(26)の左クロスに、DF田中裕介(28)が右足で合わせて先制。チーム3試合ぶりのゴールが決まると同18分、小林が右サイドでボールを受け、フェイントで一瞬の隙をつくり右足でゴール左隅を射抜いた。終盤には何度もゴールに迫りながら追加点は奪えず。それでも、4試合ぶりの勝利で3位に浮上した。

 鳥栖は後半9分、MF藤田直之(27)が2度目の警告で退場。10人になると反撃するきっかけをつかめず、得失点差で5位に後退した。