<J2:岐阜1-1広島>◇第6節◇6日◇長良川
J2岐阜が昨季J1でゼロックス杯覇者の広島とホーム長良川で対戦し、1-1で引き分けた。前半22分にセットプレーから失点したが、後半怒とうの反撃。同15分にMF菅和範(22)のミドル弾で同点とし、勝ち点1を分け合った。6試合を終え2勝2分け2敗で勝ち点8、リーグ7位。次節は12日、アウェーで福岡と対戦する。
どちらが首位か分からなかった。岐阜が首位広島相手に、互角以上の内容で試合を運んだ。特に1点を追う後半は果敢なプレスからボールを奪い、猛攻につぐ猛攻で広島をタジタジにした。同15分に「何も考えずに足を振った」というルーキーMF菅の今季2点目で同点とし、なおも攻める。この1点を挟み同12分のFW片山、同28分のDF吉村のシュートがともにポストに阻まれる場面もあった。勝ち点1を奪ったというより、同3を取り損ねたという表現がピッタリの堂々の内容だった。
1年でのJ1復帰に向け、開幕から大方の予想通りJ2の先頭を走る広島ペトロビッチ監督に「後半は岐阜さんが非常にいいゲームをした。取るべくして取った同点ゴールだったし、我々は2点目を取られなくてラッキーだった」と言わせた。
松永英機監督(45)も納得顔だ。指示通りに選手が動いた。前半はバランスを取りながら守り、後半は前線からの徹底したチェックで相手を飲み込んだ。MF柏木、FW佐藤寿ら日本を代表する選手を擁す相手をホームの声援にも乗って、追い詰めた。
同監督は「選手はチームとしてやるべきことを、規律を守ってやってくれた。勝ち点3取れなかったのは残念だが、この勝ち点1は評価に値する。連敗しなかったことも大きい」と、手ごたえを口にした。
これで開幕から2勝2分け2敗。この日の試合に象徴されるように、J1経験のある先輩クラブにも「J2の1年生」は果敢に挑み、善戦を続けている。J1を狙うクラブ相手の善戦も、もはや驚きではなくなりつつある。
隣県の先輩でもある名古屋がストイコビッチ監督のもとリーグ2位と好調だが、J2の岐阜も負けてはいない。【八反誠】




