15チーム中14位と成績不振で、退任が決定的だったJ2福岡のリトバルスキー監督(48)が一転、続投することになった。都筑興社長(66)は23日、同監督の留任を決めた。クラブ側は水面下で、元日本代表の三浦泰年氏(42)ら複数の後任候補をリストアップし、交渉を進めていたが難航。監督は辞意を撤回、チーム内にはほかにS級指導者が不在で、25日仙台戦からの指揮官交代は時間切れとなった。「クラブ経営全体のメリット、デメリットを考えて決めた。(判断期間の3試合で全敗と)悪い流れは完全に変わっていないが、ここ2試合で変わる兆しを覚えた」と同社長の説明が、苦渋の消極的続投をうかがわせた。