鳥栖が、今季2度目の福岡戦(31日、午後2時ベストアメニティスタジアム)へチーム一丸のリベンジを掲げた。第1クールは、アウェーで0-2敗退。岸野靖之監督(49)は、30日のミーティングで選手に言い渡した。「契約書には書いてないけど、サガンと契約した選手は、アビスパには勝たなきゃいかん、順位でも上にいなきゃいかんという条項にサインしたのと同じ。最初に約束したことは必ず守ろう」と、独特の言い回しで士気を盛り上げた。

 前回、32分で退場したDF柴小屋雄一(24)は「どんな展開になっても、後ろ(DF)はゼロで抑える」と、FW金信泳(24)を相手FW大久保哲哉(28)に見立て空中戦の練習を繰り返した。ロングキックを後逸して失点したGK赤星拓(24)は、甲府戦(21日)で脳しんとうを起こし前半で交代して以来の復帰戦。「福岡には借りを返すつもりで、思い切りやる」と、守護神はミスを取り返し完全復活を誓った。【佐藤千晶】