福岡の新外国人は、海外から獲得することが濃厚になった。オーストラリア代表選出に伴い帰国したFWグリフィス(28)の契約が6月末で切れるため、代役としてテストしていた元福岡アレックス(柏)の双子の兄であるブラジル人FWアラン(25)の不合格が19日、明らかになった。アランは16日の広島との練習試合に75分間出場したが、実戦でのプレーを見たリトバルスキー監督(48)はこの日「我々の戦力にはならないと判断した」と話した。

 グリフィス退団で空席となる第3の外国人枠について、指揮官は「7月11日にウインドーが開くので、そこで探す」と話した。Jリーグが海外からの移籍選手を受け入れる第2登録期間(ウインドー)は、7月11日~8月8日(第1期間は3月4日で終了)。開始と同時に登録しても、グリフィスが最後に出場した5月18日の横浜FC戦以来、約2カ月間、外国人ストライカーが不在となる。監督は「期限があることだから仕方ない。J1でも本当に良い選手は手放さないだろう」と、現在移籍が可能な国内クラブの外国籍選手獲得には消極的な姿勢を見せた。