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達也今季初先発で連敗浦和救った/J1

前半41分、得意のドリブルで突破する浦和FW田中達。右は東京MF今野
前半41分、得意のドリブルで突破する浦和FW田中達。右は東京MF今野

<J1:浦和2-0東京>◇第15節◇5日◇埼玉

 岡ちゃん注目の浦和FW田中達也(25)が、絶妙アシストで公式戦5連敗のチームを救った。先発落ちしたFW高原直泰(29)に代わり今季初先発。前半3分に自慢のスピードで敵陣深く切り込み、エジミウソンの先制点をアシストした。チームも2-0で6試合ぶりに勝利を収めて首位をキープ。視察した日本代表岡田武史監督からも絶賛された田中達は、9月からのW杯アジア最終予選の切り札に名乗りを上げた。

 強烈なインパクトを残した。開始3分、田中達がMF平川からの縦パスを受けると、相手DFの間を抜けて敵ゴールライン手前まで突破。迷わず折り返しのパスを出し、FWエジミウソンの決勝点をアシストした。「先は考えず序盤からどんどんいった」。その後も最前線で攻守に走り回り、東京のDFを混乱させた。

 エースの高原に代わって今季初先発に気持ちが高ぶった。前半17分には相手GKに阻まれたが、強烈なシュートで得点も予感させた。「ボランチとDFで抑えるはずだったけど、その前にやられた」と敵将の城福監督をも脱帽させた。両足がつり、後半9分に交代したが、54分間で持ち味を存分に発揮した。

 視察した日本代表岡田監督も絶賛した。「良かったんじゃない。素晴らしかった」。W杯アジア3次予選の6月7日オマーン戦で一発退場した大久保が出場停止となった際、追加招集の第1候補に田中達を挙げた。左太もも裏肉離れからの復帰直後で招集を見送っただけに、9月の最終予選を前にして注目していた男の復活を素直に喜んだ。

 「岡田監督? まったく気にしていません。今はレッズで頑張りたい」。田中達は代表復帰へのアピールよりチームに貢献できたことがうれしかった。過去7度、自身のゴールで連敗を止めたラッキーボーイが、この日は好アシストでナビスコ杯を含めて公式戦5連敗中で、負ければ首位陥落の危機を迎えていたチームを救った。

 今季開幕直後から左太もも裏痛に苦しんだ。精密検査でも判明しない痛みでストレスも蓄積。4月下旬には自らリハビリを希望して練習離脱し、復活を目指した。先月下旬には腹痛で1週間リタイア。「今まで運がなかった。期待に応えたいし、無得点が悔しい。次の試合も意識したい」。W杯最終予選の切り札が、まずは浦和で上昇を続ける。【藤中栄二】

 [2008年7月6日8時51分 紙面から]


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