北京五輪代表に選出されたJ2C大阪のMF香川真司(19)の生まれ故郷神戸市が、メダル獲得を条件に「神戸栄誉賞」を贈ることを検討していることが15日、分かった。

 同賞は神戸市在住、在勤者で五輪で3位以内に入った選手が対象だが、関係者は「神戸にゆかりのある選手ですので、いろんな要素を踏まえて考えたい」と明かした。小学校まで神戸市垂水区で育った香川も、対象となる見通しだ。

 サッカーのメダル獲得は68年メキシコ大会の銅メダルしかない。高いハードルになるが、選手にとっては励みになる。現在、香川が在住し、C大阪の寮がある大阪市も表彰を検討している。同市の担当者は「本大会での結果を受けて、感謝状などで栄誉を称えることになる」と説明した。40年ぶりのメダル獲得へ。香川は自治体から心強いバックアップを受ける。