今回の日本代表候補合宿から外れた千葉FW巻誠一郎(27)が28日、故郷・熊本で、代表復帰へ気持ちを新たにした。自ら約6000万円をかけ、11日に宇城市内にオープンした人工芝3面のフットサル場「カベッサ熊本」でサッカークリニックに参加。弟の名古屋FW巻佑樹(24)と、駒大で一緒だった名古屋FW深井正樹(27)の3人で、小学生ら約70人と交流した。

 同市出身の巻は「素晴らしいものができた。サッカー選手として育ててもらった熊本に恩返しがしたかった。これからも協力していきたい」と話す。「カベッサ」はスペイン語で頭の意味。約250人とのトークショーを終え「子どもたちが僕を目標に頑張ってくれている。今回の(日本代表候補)合宿には招集されなかったが、全力で頑張りたい」と、代表復帰&活躍を誓った。