清水が浜松開誠館MF竹内涼(17)獲得へ動いていることが19日、分かった。来月中にも仮契約を結ぶ方向で、浜松開誠館としては初のJリーガー誕生となる。清水がユース以外の静岡県内選手を新加入選手として獲得することになれば、05年加入の現札幌DF平岡康裕(22=清水商出)以来だ。

 竹内は同高で1年から背番号10をつけて主力として活躍する、ドリブルとパスが武器の攻撃的MF。同高での全国経験こそないが、U-17日本代表にも選出されたほどの高い技術を持つ。

 地元の有望選手発掘を目指していた清水から将来性を含めて本年度トップクラスと評価され、7月26~31日に清水の練習に参加。長谷川監督からも「堂々としていたし、判断も速くミスも少なかった。中盤で能力が高いし、1タッチゲームでもある程度プレーできる技術を持っている」と高評価を得ていた。本人もプロ入りを希望しており、清水の来季加入選手第1号誕生に障害はなさそうだ。清水は竹内のほかに、早大FW渡辺や流通経大MF平木の獲得を視野に入れている。