J2で2位をキープする山形が「疲労回復」をテーマに終盤戦を乗り切る。5日の山形地方の最高気温は29・7度。真夏のような日差しが降り注ぎ、練習後のクールダウンは競技場の日陰で行った。小林監督は「シーズン後半は、各選手の体力が減ってくる。ストレッチも日なたでやる必要はない」と話した。紅白戦の前半終了後は、主力組のDF石川、MF宮沢、北村を交代。連戦による疲労の蓄積を考慮した。

 今季リーグ戦は残り11試合。チーム初のJ1昇格を果たすためには、選手の疲労をためず、100%の力を出させることが必要だ。村岡フィジカルコーチは「選手の状況を見て、練習中の休みを増やしたり、インターバル走の距離や本数を減らすとか、考えていきたい」と対策を明かした。毎日記録している体重や、トレーニング中の脈拍数などのデータを分析。疲れた選手を休ませ、控え組と一体になってJ1を目指す。【柴田寛人】