川崎FのGK川島が、8年連続200安打を達成したマリナーズ・イチロー外野手を見習い「求道者」になった。「多摩川クラシコ」東京戦前日の19日、雨の中で異例の居残り特守を敢行。いつも試合前日は軽めに調整するが「(全体練習で)あまりいいボールが来ず、いい形でキャッチできなかった。集中できなかったから」と、クロスに何度も飛び込んだ。

 イチローの快挙達成を見て「スーパーな人。あれだけ記録を出しても、まだ目標ができるなんて」と感激。野球を観戦する機会は少ないが、イチローについては発言が報じられるたびに「考えていること、やろうとしていることがすごい」とチェックしてきた。残り10戦、悲願の初Vへ重圧は高まるが「どうプレーするかで流れが変わる。東京相手に甘さを見せたら、難しくなるでしょうから」と川島。言葉も本家同様、哲学的になってきた。