鳥栖のエースFW藤田祥史(25)が、今季最後の九州ダービーを自らのゴールで制す。熊本の参入で昨年の4試合から9試合になった九州対決では、リーグ9位福岡が3勝2分け1敗でトップ。6位鳥栖は、14位熊本と1勝2分け2敗で並んでいる。20日のホーム熊本戦(午後3時)の勝利は、昇格戦線に残るためにはもちろん、Jの「先輩」の意地も懸かる。藤田が無得点の直近4試合は、3分け1敗で「チームの調子があまり良くない時でも、1、2回はチャンスがあるから決めないと」と、悔しそうに振り返った。

 前回の熊本戦(6月21日)は、前半終了間際の藤田の1得点を守り切る展開だった。藤田は「苦戦したので、次はボールをしっかり取っていく。僕らはJ1をあきらめていないし、昇格のためには勝つしかない」と今季14点目を狙う。【佐藤千晶】