コンサドーレ札幌が、FWダビ(24)の移籍問題で国際サッカー連盟(FIFA)への提訴も視野に入れていることが2日、分かった。カタール・アルサードとの移籍交渉でダビ不在の間、9月28日の東京戦で敗れるなど不利益を被ったことを、サッカーの移籍問題に詳しい外国人弁護士に相談予定。ルール違反と判断できれば、まずはカタールでの交渉を要請したアルサードに損害賠償を請求する。アルサードが拒否した場合、FIFAに提訴する方針だ。三上強化部長は「ルール違反で勝算があるならば、弁護士と相談してしっかり対応したい」。札幌は03年に練習を欠席、緊急帰国して退団したブラジル人MFベットの件をFIFAに提訴。結論が出るまで約2年かかるも賠償金受け取りに成功した前例がある。