<J1:名古屋1-1東京V>◇第28節◇5日◇瑞穂陸

 残り2分足らずで、東京Vが6戦ぶりの勝利を逃した。名古屋戦の後半ロスタイム、CKから同点弾を浴びた。14位浮上目前のところで痛恨のドロー。大宮は抜いたが千葉、磐田に抜かれ16位に後退した。

 9月は勝ちなしの4連敗。この日は中盤4選手をひし形からボックス形に配置し、MFディエゴをFWに据えて、前半は主導権を握った。しかし、リードして突入した後半は防戦一方。前半40分に挙げたDF土屋の得点を守りきれなかった。土屋は「残り5分の戦い方。ボールをキープするとか相手陣でやるとか。細かいことだけどしっかりやらないと」と、8月27日浦和戦に続くロスタイムの失点を課題に挙げた。

 残り6戦で次節18日は残留を争う17位大宮との直接対決になる。DF那須は「次は勝たないと。内容はよくなってきてる」と気持ちを切り替えていた。