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C大阪香川だ!岡田ジャパンに新星/J2

森島のユニホームを下に着込み、ドリブルで仕掛ける香川(C大阪提供)
森島のユニホームを下に着込み、ドリブルで仕掛ける香川(C大阪提供)

<J2:C大阪3-2甲府>◇第42節◇8日◇小瀬

 岡田ジャパンの窮地に、超新星が輝いた。C大阪の日本代表MF香川真司(19)が甲府戦で2ゴールを決めた。引退表明した元日本代表の“ミスターセレッソ”MF森島寛晃(35)の魂を受け継ぎ、3-2の逆転勝ちを演出。U-19(19歳以下)日本代表のサウジアラビア遠征から3日前に帰国したばかりのスーパー19歳が、J1昇格消滅の危機を救った。次は日本代表の一員として、カタール戦での活躍に期待がかかる。

 秘めた思いを、左足に込めた。2-2と追いついた直後の後半28分。香川はゴール前でボールを受けると、無我夢中でシュートを放った。値千金の勝ち越し弾だ。ゴール裏サポーター席へ向かい、自分の背番号26のユニホームを胸までたくし上げた。その下には、引退を表明したMF森島の8番のユニホーム。大先輩に、決勝弾を贈った。

 香川 いい時間に点が取れた。結果として勝てたことは良かったけど、まだ自分のプレーができていないし体も動けていない。もっと内容を充実させたい。

 モリシの魂が宿った。岡田ジャパンはMF中村俊ら故障者が続出。危機的状況の中で、数少ない光明は19歳の超新星だ。この日はまず0-2の後半6分に、DF2人を交わして追撃弾。そして決勝ゴールにつなげた。森島も02年にJ2からW杯へ出場。国際Aマッチ64試合12得点という記録以上に、チュニジア戦で日本初の決勝トーナメント進出を決める得点を挙げた。記憶に残る選手だった。香川はU-19代表のサウジアラビア遠征から帰国したばかり。疲れていた。それでも、2発も決めてみせた。

 香川 ボクにとっても、サポーターにとっても森島さんの存在は大きい。代表の話もしてもらっていますし。「森島さんのために」という思いはあります。

 10月下旬。森島に誘われ、2人で食事に出かけ、引退を告白された。「8番を受け継いで欲しい」と熱い思いまで伝えられた。この日、引き分け以下なら、9日の3位仙台の結果次第で昇格が消滅していた。10日からは代表合宿が始まる。日本のため、モリシのため-。19歳の新星は、偉大な先輩と同じ道を歩んでいく。【益子浩一】

 [2008年11月9日15時44分 紙面から]


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